流通 総合コンサルティング フロントオフィスとは、「現場事務所」の意味です。 お客様の動きがわかる現場で、 商品・人・売場・販促・システムの諸問題を 実務レベルで解決していき 企業風土・企業ノウハウとして定着させます。

HOME > 新着情報 > 「リテールトレンド」配信中

「リテールトレンド」配信中

2022年7月1日

(株)リテール総合研究所の「リテールトレンド」は
小売流通・食品業界の新たな出会いを支援します。

8月の販売促進のポイント 

第1週:8月1日(月)から8月7日(日)まで。
夏本番を迎え、コロナの状況をみながら、子どものいる家庭では家族と、
また職場仲間や友人仲間とは暑気払いとしてホームパーテイ形式で飲食
されるシーンがさらに増える頃となる。

第2週:8月8日(月)から8月14日(日)まで。
コロナに用心しながらもお盆の帰省ラッシュが始まる頃となる。迎える側の
準備用として雑貨類では洗面道具やお線香セット、食品では郷土の土産品
などをコーナー展開して機会損失を防ぐことがポイントとなる。

第3週:8月15日(月)から8月21日(日)まで。
お盆帰省のUターンの週で、昨年よりも大幅に「人の流れ」が増えると
予想される。郷土を離れる前のご馳走メニューとして、刺身盛り合わせや
オードブル詰め合わせなど予約販売の展開と品切れ対策がポイントとなる。

第4週:8月22日(月)から8月31日(水)まで、変則。
子どもたちは夏休みも終盤に入り宿題に追われ、新学期の準備モードに
入る時期となる。北日本では少しずつ温メニューに切り替わる時季となる。
春から継続的に値上げされているが、秋の新商品の改廃入替え準備含め、
既存商品の在庫管理、発注管理に注意したい。

次に、グロサリーの8月の販促アプローチ、テーマを4つずつに分けて
売場展開と重点商品、トレンド商品を確認しよう。

加工食品
1,あれば重宝で便利!カップ麺フェア
売場展開:今年も暑さが厳しくなると予想され、どうしても食欲が落ちがち。
そんな時は簡単便利で重宝はカップ麺が身近にあるとありがたい。
ポイントは麺の種類、味などバラエテイ豊富に品揃えして選ぶ楽しさを演出。
重点商品:日清食品のカップヌードルシーリーズが人気で、「辛麺」「にんにく
豚骨」は必須。ミニサイズでは「味噌ミニ」、ビッグサイズでは新商品の
「牛骨コムタン」「激辛味噌」、どん兵衛シリーズでは「特盛きつね焼うどん」も。

2,夏休みの朝食!しっかり応援フェア
売場展開:小中学生のいる家庭では夏休みに入り不規則な生活になりがち。
朝食の時間含め、生活のリズムが狂わないように提案訴求したい。さらに食育
として栄養面からも提案訴求し。おいしさと栄養バランス、目新しさを訴求。    
重点商品:「アヲハタの卵とバターのスプレッド」、新商品で「マンゴ&
パッションフルーツ」「白桃&グアバ」、ドリンクでは「夏のフルーツこれ一本
シチリアレモン&パインブレンド」、シニア用には機能性表示食品を訴求。

3,夏を乗り切るにはコレ!健康麦茶
売場展開:今年の夏は昨年よりも猛暑が予想される。こまめな水分補給で夏の
健康維持を提案訴求する売場づくりを心がけたい。ポイントはボリューム展開で
まず目立たせること。次に健康飲料のイメージを訴求すること。     
重点商品:伊藤園の「健康ミネラル麦茶」シリーズにはペットボトル、
テイーバッグ、希釈用缶があるが、用途別に提案訴求。サンガリアの「これ麦茶」、
アサヒ飲料の「一六茶麦茶」、夏限定のブレンド「一六茶ミネラル」がある。

4,夏バテ防止にはコレ!カレーでモリモリ
売場展開:暑さがますます厳しくなり、食欲が落ちがちなこの時季は作る方も
手抜きになりがち。そこで、メニューのマンネリ防止と多少の手抜きでも子どもが
喜ぶメニュー食材を使って、レストラン風の食卓が楽しめる提案で訴求したい。
重点商品:ハウス食品の「キーマカレー」「スパイスカレーの匠」エスビー食品の
夏季限定の「超辛スコーピオンビーフカレー」「ゴールデンカレーレトルトバリ辛」。
さらに湯浅醤油のカレー醤油、トリイソースのカレー専用のスパイスソースも展開。

次に菓子の売場展開と重点商品について。

1,ホームパーテイ!おつまみフェア!!
売場展開:猛暑が予想され、冷たいビールはじめ酒類と「おつまみ」を訴求拡販。
新しい売り方としてお酒を飲まないシニア用に、健康法の1つの「噛む力」を維持して、
認知症予防のためにもサキイカをPOP案内で提案訴求したい。
重点商品:珍味類のサキイカをベースにホタテ貝柱、シジミ貝、マグロミックスなど
高単価商品もシーズン通して訴求。さらにトレンド商品でもあるナッツ類、ピスタチオ、
カシュナッツ、アーモンドなど幅広く品揃えしたい。

2,夏休み、朝食しっかり!シリアルフェア!
売場展開:グロサリーと関連して規則正しい夏休み中の食習慣の維持をPOP提案したい。
穀物類とドライフルーツが原材料のシリアル商品群をボリューム陳列して訴求したい。
特にグラノーラが注目さているのでアイテム数を増やすなど、品揃え訴求を強化したい。 
重点商品:カルビーのフルグラシリーズ、日清シスコのごろグラシリーズ、ケロッグの
オールブランやトレンド商品としてオートミールなどをボリューム展開したい。
大容量のファミリー用、個食用のミニサイズを同時に展開して選択の幅を広げたい。

3,土産に重宝!地域限定菓子
売場展開:地方に帰省した人が手土産品として、銘菓ではなくB級菓子を探し求める
という傾向が増えてきた。全国チェーンのコンビニエンスストアでも地方の菓子や
加工食品を品揃えして、来店客、買上点数を上げるという販売促進策をとっている。   
重点商品:カステラ類、黒棒、焼き菓子全般、金平糖などの飴類、せんべい・おかきの
米菓類、ラムネ菓子、ポップコーンなど、懐かしいB級菓子を幅広く品揃えして
選ぶ楽しさを訴求したい。

4,夏バテ防止にはコレ!黒糖菓子でミネラル!
売場展開:たくさんお汗をかくこの時季はまだまだ熱中症など注意が必要。ナトリウム、
カリウム、マグネシウム、鉄分などミネラル分が老若男女、必要な時季である。そこで、
ミネラル分豊富な麦茶とタイアップしながら、ミネラル豊富な黒糖菓子を品揃え訴求。
重点商品:黒糖カステラ、黒棒、黒糖かりんとう、黒糖丸ぼうろ、黒糖鈴かす、
黒糖金平糖、黒糖塩飴、黒糖ポップコーン、黒糖バナナチップ、黒砂糖そのものも
関連販売したい。

Back to top