拙著「販促カレンダー2021」より
4月の販売促進のポイント
2021年2月11日
1、週別のMDポイント
第14週:3月29日から4月4日まで。
桜前線が一気に北上する頃。POPなど売場のイメージカラーを桜色で統一して春の
ウキウキ感を演出。進級、新入学、異動転勤など、新生活スタートをハレ食材で演出
訴求。販促ポイントは予約販売の事前準備と徹底。
第15週:4月5日から11日まで。
気温が上昇し、紫外線が強く感じられる時季でUVカットのクリームやヘアケア
グッズを訴求。食卓ではタケノコ、タラの芽、フキ、新タマネギ、新ジャガイモ、
アスパラガスなどの春野菜を楽しむシーンが増える頃。
第16週:4月12日から18日まで。
気温が20℃を超える日も多くなり、一部の地方では早くも初夏モードへ突入。
制汗剤の品揃え訴求を。恒例の新茶の予約では家庭用以外で会社などの業務用の
需要も取り込む。緑茶、炭酸水などのペット飲料も拡販。
第17週:4月19日から25日まで。
コロナ禍だが限定メンバーでのゴールデンウイークでの旅行やレジャープランの準備
でワクワク感が高まる頃。旅行以外に園芸、DIY、断捨離の提案をして関連商品の
訴求展開。衣食住の全般で全国的に夏モードに切り替え準備が完了する時季。
第18週:4月26日から5月2日まで。
29日が「昭和の日」で祝日となり、ホームパーテイ用のハレの日メニューや
行楽用ニーズが高まる。この時季は新茶の季節でもあり、新茶と伝統和菓子の柏餅、
桜餅、ようかん、カステラ、まんじゅう、団子など展開。
2、4月の販促アプローチとしての記念日・歳時記
①4月3日:葉酸の日
②4月10日:駅弁の日
③4月20日:ジャムの日
④4月29日:羊肉の日
3、4月のオペレーション上の注意
①リスク管理:新型コロナウイルス対策(お客と従業員、取引先の訪問者)
②売場演出:春モード一色の売場づくりとメニュー訴求
③売場管理:新発売商品が出回り、新旧改廃のプライスカード・POPの点検
④施設管理:新型コロナウイルス対策に加え、設備機器の衛生管理
4、4月の重点訴求アイテム
①野菜:トマト
②果物:イチゴ
③水産:刺身盛り合わせ
④精肉:豚肉
⑤惣菜:寿司弁当
⑥和日配:豆腐
⑦洋日配:牛乳
⑧グロサリー:米・他の調味料
⑨菓子:スナック菓子
⑩酒類:焼酎類
⑪雑貨:風呂場用品含む家事雑貨