「特集 プロが徹底指南!コロナ後の激変に備える」
2021年3月1日「ダイヤモンド・チェーンストア」2021年3月1日号に執筆
「強いSMのつくり方 売れる・魅せる売場づくりの手法」
加工食品編:市場環境激変のなか、めざすべきは
「総合的買いやすさ」のある売場づくり
序:概況
・少子高齢化・人口減による国内消費の先細り
・節約志向の高まりからくる価格競争の激化
・新型コロナウイルスの感染拡大と市場環境の変化
1、保存性の高さからコロナ禍で需要が急伸
図表:2020年3月の消費動向
加工食品全体で対前年同月比111.0% 対前月比114.5%
特にパスタ類、小麦粉類、即席麺類、レトルトご飯、米類など
2、個食対応だけでなくファミリー層対応がカギ
巣ごもり需要拡大でファミリー対応カテゴリーの急伸
3、総合的な「買いやすさ」が求められる
・店内への入りやすさ
・通路の通りやすさ
・見やすさ
・選びやすさ
・取りやすさ
・店員への尋ねやすさ
・価格のやすさだけでなく総合的な「買いやすさ」
・大音量のBGM、まぶしい照明などのストレスフリーが前提
4、「簡便」「健康」を軸とした訴求を
・チューブ入り調味料の急伸の事例
・SNSでの健康飲料「ミロ」の拡散・品切れの事例
・切り餅は焼くだけ、チキンラーメンはサラダトッピングの事例
・乳酸菌入り飲料や緑茶の見直しの事例
5、データ分析で「地域の貢献度」を測る
・家計消費支出データと自店カテゴリー別の構成比を比較
・仮説として、バラツキに着目して貢献度・伸び代発見
・自店構成比が低ければ、品揃え・売場づくり・売価設定に問題あり
・自店構成比が高ければ、強みとしてさらに高質商品の訴求展開
・データ分析・検証で常に売場の継続的な活性化