特集「世界の潮流から見る! 今年の変化を大胆予測」
2016年1月1日月刊「販売革新」平成28年1月号に執筆
どうなる日本の小売業
TPPが与える小売業界への影響
メリットとデメリットが混在も
小売業には追い風の可能性大
1、期待されるメリット
①調達コストのダウン
②加盟国への出店拡大の期待
③活魚の輸出などモノやヒトの行き来がしやすくなる
④EPA、RCEP、日中韓FTAにTPP基準を参考にできる
2、懸念される問題点
①国内農業の壊滅化
②食の安全・安心への脅威
③今すぐの期待はできない(アメリカ向け自動車の関税撤廃は25年後など)
④各国の議会承認が必要で、これからが本番
3、小売業には追い風!?
①小売業として低価格で提供が可能
②輸入食品を仕入れ販売するSMなどに期待感と歓迎ムード
4、TPPは生き残りをかける好機
①「オレンジ自由化」時、美味しさなど価格以外で生き残れることを証明済み
②全店統一から地域密着の地場と共同体づくりの好機
③6次産業化、グローカル化など生き残り策の好機
5、キーワード
「セーフガード」とは。